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アァ余情。

脳は限界突破するためにある? 海馬‐脳は疲れない‐池谷裕二 糸井重里 著

こんにちは、初めての方もそうでない方も閲覧ありがとうございます!

情報過多の今の時代に個人の私的な文書を読んでくれると思うと本当にありがたいことだと思い、最近は個人的に始めているツイッタ―でもなるべく他の人が「読んで良かったなぁ」と思えることを書かねばなぁ、と勝手に使命感のようなものが生まれてきました。

 

この頃、人生のスランプを感じていまして、日々、同じことの繰り返しのように思えてきて、ふと思い浮かんだ疑問、自分の能力をもっと引き出すにはどうすればいいのか?

と考えていたときに、見つけた本があります。

それが、海馬‐脳は疲れない‐池谷裕二 糸井重里 著

 

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

 

 

です。

 

ちなみに私は文庫版を買いました。

(お手頃だったという理由です)

 

この本は脳の潜在能力が計り知れないということを巷で見かける根拠の薄い自己啓発書とは違い、科学的に分かりやすく説明してくれます。

かくいう私も好奇心に駆られてその手の自分磨き本を読んだことがありますが、

それらの本は読む過程で上手くいくように暗示をかけることによってプラシーボ効果のように作用するように作られていて、まるで思い込みによって即自的に目が覚めた気分を発生させるいわゆるエナジードリンクのようなものだと思っています。

まぁ、モノは使いようだと思うのでそれらを一概に否定することはできませんが、

私はそれよりも人のポテンシャルを根本から理解した方が長期的な観点からみても役に立つと思うので本書のような科学的根拠に基づく理論によって形成された情報に重きを置いています。

 

未読の方の楽しみのために内容について本記事では深く触れませんが。

キーワードとして、あげられるモノとして。

”脳は限界突破するために存在する、”

です。

 

何だか自己啓発セミナーにありがちな台詞のようになってしましましたが、

私が本書を読んで最初に思いついた解釈が”コレ”でした。

それを知った途端、自分に限界を設けてはいけないという言葉の意味がハッキリと分かりました。

正直、今までの私は「そんな言葉、ただの根性論でただ暑苦しいだけじゃないか!」と

冷めた目で捉えていました。

が、

しかし、

それもあながちただの押し付けではないと冷静に考えられる自分が今ここにいます。

それだけ、影響力の強い一冊だと思います。

まさか科学に関する本によって、

人生において色んなことに挑戦したいという気持ちにさせられるとは思っていませんでした。

掛け値なしでお勧めします。

 

それに加えて、

本書の魅力の一つに

コピーライターで有名な糸井重里さんと池谷裕二さんの対話形式で脳について書かれているというものがあります。

池谷さんの好奇心くすぐる脳についての知見に糸井重里さんの巧みな言葉、例えの上手さが調和していて、良い意味で、今まで読んだことのないような本だったと感心もしました。

 

ひとりでも多くの人に勧めたくなるくらいに人間にとって身近な脳について語られているので、老若男女問わず、

ぜひ、読んでみてください。